今オフFAの上原浩治の気になる去就…地元紙「最後のボールを投げたかも」
指揮官は高評価「試合終盤で一流のパフォーマンスを見せる」
ドンブロウスキー球団社長は、時速140キロ台前半の速球でメジャーの強打者を手玉に取る、独特の投球スタイルを高く買う一方で、年齢面や耐久力といった懸念材料を見過ごすことはできず、上原の評価に大いに悩んでいる様子だという。
「彼が若くて健康な投手であったとしても評価は難しい。非常にアブノーマルなタイプな投手。88マイル(約142キロ)以下の速球を投げ続ける投手が何人いるだろう? いずれにせよ、彼は評価が難しい選手だ」
2013年に共に世界一に輝いたファレル監督は「試合終盤で一流のパフォーマンスを見せる」と絶大な信頼を置くが、「あらゆる状況も考えて、これから話し合いを持つことになるだろう」と、上原の去就も含めた会議を持つことを明らかにしたそうだ。大いに頭を悩ますドンブロウスキー球団社長は「彼が投げ続けたいと思っているか、という質問に対する答えはイエス。彼は評価が難しい選手か、という質問に対する答えもイエスだ」とし、来季再契約のオファーを出すか否かについて明言を避けたという。
来季には41歳を迎える上原。希望通り現役を続行する場合には、再びレッドソックスのユニフォームに袖を通すのか? あるいは求められて他球団へ移籍するのか? 上原の去就から目が離せなくなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count