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日ハム大谷、大一番で輝けるワケ 勝負強い投球を可能にする高い能力と洞察力

日本最速164キロの剛速球に目を奪われがちだが…

「ライオンズ戦とは違う感じでしたけど、いい打者で粘る打者が多い。やっぱり三振を狙うより打たせて取る投球の方がいい。(三振は)要所では狙いましたけど、打たせてとる投球も出来るかなと思って投げました」

 ただ、例外もあった。4回先頭。3番・柳田悠岐を迎えた。初球スライダー、2球目160キロ直球でファウルを稼ぎ、3球目は外角高めへの161キロ直球。力感のこもった投球に、柳田のバットは空を切った。空振り三振。フォークやスライダーでかわさずに真っ向勝負したのは、試合の流れを呼び込む狙いがあったという。

「真っすぐで三振を取れば試合の流れをたぐり寄せることが出来る。予想していた球と違いましたけど、結果的に良かったです。(三振は)何が確率高く取れるか考えていますが、試合の流れがそういう感じ(真っすぐで三振を取る)だったので。次の打席へも改めて真っすぐを印象づけることは大事だと思った」

 自身のコンディションをいち早く把握。そして相手の状態、試合の流れを読んで投球の引き出しを見せていく。日本最速164キロの剛速球など圧倒的なポテンシャルに目を奪われがちだが、高い投球能力、洞察力があるからこそ、この日の7回無失点につながったと言えそうだ。

 高卒4年目の22歳。投打二刀流の難役をこなしながらも、難攻不落の投手へ成長しつつある。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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