田中将大がゴールドグラブ最有力候補!? NY地元紙「最も守備の優れた投手」
過去3年間のトータルでも守備防御点はメジャー3位
ファングラフスによると、田中の今季の守備防御点(DRS=Defensive Runs Saved)は、ダラス・カイケル(アストロズ)と並んでリーグトップの「7」だった。3位はR・A・ディッキー(ブルージェイズ)の「6」、4位はJ・A・ハップ(ブルージェイズ)の「5」となっている。DRSとは、平均的な選手に比べて、シーズンでどれだけ失点を防いだかを表す数字で、多いほど優秀ということになる。「昨季の同様の統計では3位となっていた田中だが、今季はJ・A・ハップとR・A・ディッキーを抑えて首位となっている」。DRSは各ポジションで算出されており、田中は投手部門でトップだった。
また、ファングラフスによると、過去3年間の合計の数値でも田中はカイケル、ザック・グリンキー(ダイヤモンドバックス)に次ぐメジャー3位と優秀な成績を残している。カイケルは計600回で「30」、グリンキーは計583回2/3で「21」、田中は490回で「16」。いずれの投手もゲームをコントロールでき、守備範囲や送球、運動神経に優れた選手であると位置づけている。
日本時代には、2011年から3年連続でゴールデングラブ賞に輝いた田中。渡米1年目のキャンプから守備力は高く評価されており、シーズンでは好フィールディングでピンチを切り抜ける場面も何度もあった。メジャー自身初タイトルとなるか、注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count