楽天・嶋、乳がん早期発見&治療へ54万円寄付「協力していきたい」
小林麻央さん気遣うコメントも、「母親の大事さを肌で感じている」
楽天の嶋基宏捕手が13日、乳がんの早期発見や早期治療の大切さを伝える「ピンクリボンフェスティバル」に対する支援金寄付の贈呈式を行った。
嶋はヒット1本に付き1万円を公益財団法人日本対がん協会が仙台市で開催する「ピンクリボンフェスティバル」に寄付。今季は54安打だったため、54万円を贈った。
嶋は乳がんで闘病中のフリーアナウンサーの小林麻央さんを気遣いながら「僕も子どもが2人いて、母親の大事さを肌で感じている。そういった意味で少しでも乳がんを減らしていく早期発見に協力したい。そういう思いで活動している。これからも1本でも多くヒットを打って協力していきたい」と話した。
嶋の寄付金は29日に仙台市内で開催される「ピンクリボンスマイルウオーク仙台大会」の活動資金になる。寄付金を受け取った、公益財団法人日本対がん協会の坂野泰郎常務理事は「嶋選手からの貴重な寄付金を使わせていただこうと思います」と感謝し、「がんは昔、不治の病と言われたが、今は早期発見すれば治る確率が非常に高くなっている」とがん検診の早期受診を呼びかけた。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi