変幻自在の投球で苦手打線を手玉 広島・野村、6回降板も「余力あった」
第2戦で6回無失点、連勝導いた野村「コントロールは全部よかった
広島の野村祐輔が13日、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦のDeNA戦に先発し、6回無失点の好投でCS初勝利をマークした。
3回までは1人も走者を許さないパーフェクトピッチング。4回に2死満塁のピンチを作ったが、倉本を内野ゴロに打ち取り、DeNAの反撃を許さなかった。
野村は「コントロールは全部よかった。狙ったところにうまく投げられた」と笑顔を見せた。打球直撃のアクシデントで、調整不足も心配されたが、「不安があると(新聞などに)書かれていたので」と笑い、「不安はゼロではなかったけど、こういう結果が出せてよかった」と喜んだ。
「いつも通りに試合に入ることができた」という野村は、シーズン中と同様に、無失点でも6回で降板した。余力はあったか、という記者の問いには「はい」ときっぱりと答え、「最初から飛ばしていくつもりだった。最低でも5回まではと思って投げた」と力を込めた。