日ハム、CS最終S第3戦で“奇襲オーダー”! 栗山監督「やったことない打線」
田中賢を9番で起用、2番に中島卓、5番には近藤
日本ハムが14日のソフトバンクとのCSファイナルステージ第3戦(札幌ドーム)で“奇襲オーダー”で臨み、4年ぶりの日本シリーズ進出王手を目指す。
田中賢介内野手を「9番・二塁」でスタメン起用。ベテラン野手の9番スタメンは栗山政権下では12年7月26日のソフトバンク戦(ヤフードーム)以来4年ぶり2度目。13日の第2戦まで5番でスタメンし、計8打数無安打、5三振と精彩を欠いていた。
2番に中島卓也、5番には近藤健介を起用。大谷翔平投手は2戦連続で「3番・DH」でスタメン。リアル二刀流からの2戦連続野手スタメンは初めてだ。
前夜は1点リードの9回に守護神・マーティンが崩れ、痛恨の逆転負け。試合前、栗山監督は「これで面白くなった、と思っているでしょ? 明日のことは考えずに今日を必死に生きてみる」と意気込み、打線については「打順はずっと考えている。今日は今までやったことのない打順でいく。別に驚かない。普通だよ。データが全てではない。何を根拠に新しいことをするか。大事な試合ほどシンプルにいく。それは間違いない」と話した。
チームの精神的支柱である田中賢への思い切った策で、悪い流れを変えたいところだ。
両軍のオーダーは以下の通り。
○ソフトバンク
1(左)中村晃
2(二)本多
3(中)柳田
4(指)内川
5(三)松田
6(一)明石
7(右)福田
8(遊)今宮
9(捕)細川
投手 千賀
○日本ハム
1(左)西川
2(遊)中島卓
3(指)大谷
4(一)中田
5(右)近藤
6(三)レアード
7(中)陽岱鋼
8(捕)大野
9(二)田中賢
投手 有原
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count