広島岡田が第4戦先発へ 敗戦翌日の登板に「悪い流れを止められるように」
敵将ラミレス監督は警戒「この球場ではいい投球をしている」
広島の岡田明丈が、15日のセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦に先発する。2連勝で日本シリーズに王手をかけた広島だが、第3戦では打線がふるわず、DeNAに完封負けを喫している。
岡田の公式戦での先発は、5回無失点で勝ち投手となった9月15日の巨人戦以来となる。シーズン終了後は、フェニックスリーグに参加し、10月8日の東京ヤクルト戦で先発し、被安打2、4奪三振で5回無失点と好投し、勝ち投手になっている。
岡田は「チームが負けての登板になるので、悪い流れを止められるようにしたい」と落ち着いた口調で話した。今季のDeNA戦は3試合に登板して0勝1敗、防御率4.19と分が悪い。打者別では6打数4安打の桑原と、10打数5安打の筒香に打たれている。DeNAのラミレス監督は「岡田はウチとの対戦防御率は良くないが、この球場ではいい投球をしている」。岡田攻略に自信を見せながら、警戒も忘れなかった。
初のポストシーズンで大一番の登板に、「力は入ると思うが、いつも通り冷静に投げたい」という岡田。ドラフト1位ルーキーが、チームを次のステージに導くことができるか。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo