DeNA、球団史上初の日本S進出ならず…主軸が機能しないまま終戦

3番・ロペスは.133、主砲・筒香は.067と沈黙

 DeNAが15日行われたCSファイナルステージ第4戦(マツダスタジアム)で広島に7-8で敗れた。球団史上初のCS進出を果たし、巨人と戦ったファーストステージも突破。CS史上セ・リーグでは初となる3位からの日本シリーズ進出を狙ったが、王者・広島の前に涙を呑んだ。

 今季、広島戦は3勝1敗、防御率1.65と滅法強い新人の今永を先発に起用したが、誤算となった。初回、制球の定まらない今永を好調・広島打線が見逃さず、一気に6点を失った。

 1回で降板した今永の後を、中継ぎ陣が2失点リレー。打線も、3回に骨折を押して強行出場していた梶谷が執念の2点弾を放つなど猛追。7回には打撃不振だったロペスにようやくソロ弾が飛び出し、1点差まで追い上げた。

 1点を追う9回。広島の守護神・中崎の前に2死からロペスが四球で出塁し、打席には主砲・筒香が立ったが3球空振り三振。あと1点が遠かった。

 第1、2戦に完封負けしたDeNAは、シリーズを通じて主軸の3番・ロペスと4番・筒香がそれぞれ打率.133と.067と冷え切ったままだった。主軸が機能しないまま終戦を迎えた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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