前田健太は4回3失点、ド軍敗戦も…指揮官「勝つチャンスは与えてくれた」

2回の2失点には「不運にさいなまれた」、ドジャースは8回に満塁弾許し敗戦

 ドジャースの前田健太投手は15日(日本時間16日)、カブスとのリーグ優勝決定シリーズ初戦に先発し、4回4安打3失点2奪三振2四球で降板した。味方打線は8回に同点に追いついたが、チームはその裏に中継ぎ右腕のブラントンが満塁弾を含む2被弾で5失点と炎上。4-8で敗れ、大事な初戦を落とした。

 前田は初回、先頭ファウラー、2番ブライアントに連打を浴び、いきなり先制を許した。その後も外野に痛烈なライナーを浴びたが、野手の正面に飛び、1失点で切り抜ける。

 2回、前田は2死一、二塁でレフト前ヒットを放ったが、相手の好返球もあり、二塁走者は本塁憤死。同点に追いつけなかった。前田は2回にもバエズにセンター前にポトリと落ちる不運な当たりを許し、適時二塁打とされる。「バエズに対してはうまくいくと思ったが、不運にさいなまれてしまった」。試合後、ロバーツ監督はこう振り返っている

 その後、暴投で1死三塁のピンチを招くと、三塁走者のバエズが飛び出す。捕手のルイーズが三塁に送球したが、バエズはそのまま一直線にホームを狙い、ホームスチールで3点目を奪われた。3、4回は四球で走者を出しながら、後続を断って無失点に抑えた前田だが、5回に代打を送られて降板となった。

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