松井秀喜氏が前人未到の道行く大谷に感心「彼しか分からない道。すごいこと」
2冠の筒香を称賛「僕が(キャンプに)行った時からいい選手だった」
イベントを終え、報道陣に囲まれると「自分の生まれ育った場所でプレーする子供たちに会えてうれしかったです。このイベントをきっかけに、野球は楽しいと思ったり、もっと上手になりたいと思うきっかけになったらうれしい。野球ではなくても、正しい方向に情熱を燃やしてほしい」と、約2時間半に渡るイベントを振り返った。
また、日本最速165キロを投げて、日本シリーズ進出を決めた日本ハム・大谷翔平の話を伝え聞くと、「(二刀流は)今まで誰も歩いていない道で、彼しか分からない道。それで結果を残しているわけだから、すごいことだよね」と感心した。昨年の春キャンプで指導したDeNA筒香嘉智が2冠に輝いたが、しばしば語られるのが松井氏から受けた教えの影響だ。だが、「僕は何もしていない。僕が(キャンプに)行った時からいい選手だった。(2冠を取った事実こそが)いい選手ということですよ」と、筒香の持つ実力を称えた。
松井氏は今後もニューヨークを拠点としながら、NPO法人「松井55ベースボールファウンデーション」を通じて野球教室などを開催し、野球の発展のために尽力していく予定だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count