八戸学院光星が完封負けで準々決勝敗退、4年連続の選抜出場は絶望的に
選抜出場は絶望的も…来夏へ「可能性は秘めている」
國武は初回に3四死球を与えて1点を失ったものの、4回までしのいだ。ところが、5回から仙田光に代えると、4連打などで3失点。仲井監督は「仙田は練習試合でいいピッチングをしていたが……、交代は私のミス」と悔やんだ。
選抜大会には14年から3年連続で出場していたが、今大会は準々決勝で敗退となり、4年連続での出場は絶望的になった。「今年は春、夏と甲子園に行ったので、鍛える時間が少なかったのが今のチーム。試合経験も少なく、私との信頼関係もまだまだ築けていなかった。個の力はないので組織力野球をするぞと言ってきたが、全くできなかった。鍛え方が甘かった」と指揮官。監督の意図が伝わりきらなかったり、状況に応じた役割を理解していなかったりと課題が見えた。
東北大会8強で今年の公式戦は終了。仲井監督は「気持ちは弱いが、いい子たち。可能性は秘めているし、1年生にも戦力になりそうな選手はいる。今シーズンは終わったので、来年の夏、甲子園に行けるように頑張ります」と気持ちを切り替えていた。
【了】
高橋昌江●文 text by Masae Takahashi