メジャー最強左腕カーショーが汚名返上の力投 敵将も脱帽「称賛に値する」
PSに弱いとされてきたドジャースエースが7回零封、リーグ優勝決定Sで自身初白星
3度のサイ・ヤング賞を受賞しながらポストシーズンに弱いとされてきたドジャースのエース左腕クレイトン・カーショー投手が見事に汚名を返上した。16日(日本時間17日)、敵地で行われたカブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第2戦で先発し、7回を2安打6奪三振1四球無失点と好投。チームを1-0の勝利へと導き、自身、同シリーズ初の白星を手にした。
この日は4回まで無安打無失点と完全投球。5回2死から6番バエス、7番コントレラスと連打を浴びたが後続を断ち、7回まで強力カブス打線をシャットアウト。9回に緊急登板した地区シリーズ最終戦から中2日で84球の熱投を披露し、守護神ジャンセンとの完封リレーを完成させた。
メジャー最強左腕と称されるまでになりながら、昨季まで同シリーズでは6試合(先発6試合)で0勝3敗、防御率7.23と苦戦。そんなエースの大一番での力投に試合後は称賛の声が寄せられた。
ESPNは「カーショーはここ10日間で4度目の登板となり、彼のポストシーズンでの登板で最高の結果を残した」とレポート。過去のポストシーズンで7回を投げ切ることができたのは2試合のみで、今回が先発登板で初の無失点だったことを紹介。「エースを必要としていたドジャースは、ついにその存在を手に入れた」と伝えている。