黒田博樹の引退はNYでもニュースに ヤンキース公式サイトもトップで紹介

黒田はヤンキースにとっても特別な存在に

 さらに、「ヤンキースの選手として、クロダはシーズン199イニングを下回ったことはなく、防御率3.71より悪い数字を残したこともなかった。彼は2012年から2014年にそれぞれ33試合、32試合、32試合に登板したが、現役生活を終わらせるために母国に戻り、最後の2年間を過ごした」と紹介。ヤンキースで絶大な貢献を果たしたことを振り返っている。

 また、地元紙「デイリー・ニューズ」は「元ヤンキーのヒロキ・クロダが日本シリーズ後に引退する」とのタイトルで記事を掲載。地元紙「ジャーナル・ニュース」も「クロダが引退を発表」と伝えた。そして、「ニューヨーク・タイムズ」でヤンキース番のデビッド・ウォルドスタイン記者は、日本の報道を受けてツイッターですぐさま黒田の引退を報告するなど、ニューヨークでも大きなニュースとなった。

 黒田は2013年オフにも現役続行か引退かで揺れたが、ヤンキースから熱烈なラブコールを受けて、再契約した。14年のスプリングキャンプでは、ヤンキースから必要とされたことが現役続行の決め手の1つになったと明かした上で、メジャー随一の名門球団は「自分の中では特別なチーム」と表現したこともある。そして、ヤンキースにとっても、黒田は特別な存在だったようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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