【高校秋季東北大会】仙台育英、部長が5年連続で明治神宮大会“出場” 「忙しくなるのは有り難い」

「6年連続になったら大したもの」

 仙台育英は2012年、6年ぶりに明治神宮大会に出場すると、県岐阜商、北照、関西を撃破し初優勝した。13年は東北大会の初戦で敗退したが、優勝旗の返還があったため、郷古部長は当時の主将を連れて開会式へ。14年は地区予選の敗者復活戦を勝ち上がり、県大会、東北大会を制し、再び秋の日本一になった。

 しかし、昨年は東北大会準々決勝で優勝した青森山田に敗退。やはり当時の主将が優勝旗を返還するため、開会式に向かった。そして、今年。チームは東北大会で優勝し、明治神宮大会出場を決めた。県大会までは苦戦を強いられていただけに「感慨深いね。成長しているな、と思います」と笑顔だった。

 5年連続での明治神宮大会開会式参加は、隔年で優勝したための珍しい現象。「6年連続になったら大したもの。その時はキャプテンだけではなく、チームで返しに行きたいね」と郷古部長。今年も優勝旗を掴み取り、翌年の返還は全員で――。そのためにも、まずは今年の旗を取る。

【了】

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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