注目は阪神ドラ2の152キロ右腕・小野 東北地区大学野球代表決定戦が22日開幕
昨年優勝の東北福祉大は出場できず、阪神ドラ7長坂は優勝旗返還のみ
富士大の初戦の相手は国立大の福島大。秋季リーグ戦では石巻専修大と同率1位になり、プレーオフを制して10季ぶりに優勝した。砂川宣生主将は「個の力は強くない。投手を中心に守って、守って少ないチャンスをものにしたい」と気合十分。リーグ戦2位で出場する青森大・保戸田剛裕主将は「負ける気は一切ない」と下克上を狙う。
開会式で「多くの方々の支えがあり、野球ができていることに感謝をし、最後まで全力プレーすることを誓います」と選手宣誓をした仙台大・浅野壮也主将。春季リーグ戦3位から秋は3季ぶりの優勝を飾り、「春の悔しさがあったから、秋は優勝できた。投打のバランスが取れたチーム。目標は優勝です」と言い切った。
また、昨年の優勝校・東北福祉大の長坂拳弥主将が優勝杯を返還した。長坂は前日のプロ野球ドラフト会議で阪神から7位指名を受けたため、そのことが司会進行から告げられると大きな拍手が送られた。電話やメール、SNSなどで200件ほどのお祝いメッセージを受けたと言い、「ちょっとずつ実感が湧いてきています」。それでも、東北福祉大はリーグ戦で2位に終わり、今大会の出場を逃したため、「出たかったので、悔しいですね」と苦笑い。主将として“最後”の仕事を果たし、「後輩に頑張ってもらいたいです」と新チームにエールを送っていた。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi