上原以来の救援投手MVP インディアンス左腕は「13年のコウジを想起させる」
地区シリーズではRソックスに勝利、敵地メディアは「ウエハラと全く同じ役割」
インディアンスはそのレッドソックスと今PSの地区シリーズで対戦し、3連勝で突破を決めた。このシリーズでも圧巻の活躍を見せ、敵地ボストンの地元テレビ局「CSNNE」電子版は「ミラーの完封登板ぶりは2013年のコウジを想起させる」と特集していた。
記事では、2013年ワールドシリーズ制覇時に絶対的なクローザーとして活躍した上原を引き合いに出し、ミラーを「13年の上原の再来」と称賛。上原は当時、PSで13回2/3を投げて7安打1失点、1勝1敗7セーブ、防御率0.66、16奪三振という圧巻の成績を残した。
「彼は2013年にレッドソックスでコウジ・ウエハラと全く同じ役割を果たしている。そして、野球界で最高のリリーバーの1人という評価を手にしている」
特集では、このように評価。同僚のジェイソン・キプニス内野手が「悲惨だよ。特に左打者にとってはね。どんなボールなのか分かっている。彼と対戦するたびに、うつむきながらダグアウトに戻ったものだよ。彼に対してはコースを読まないといけない。読みが当たればラッキーという感じ。右だと読む。そう予想したら、絶対に打たなければいけない。左打者にとっては楽しくないよ。どの打者にとっても、か」と恐ろしさを説明したことも紹介している。
ワールドシリーズは25日(同26日)からインディアンスの本拠地クリーブランドで始まる。2013年の上原の再来と呼ばれる充実ぶりを見せるミラーは、1948年以来となるインディアンスのワールドシリーズ制覇に貢献できるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count