「イチロー獲得」は任天堂の功績 米メディア「様々な良いことをしてきた」
マリナーズの経営権を譲渡した任天堂、01年にはイチローを獲得
シアトル・マリナーズの筆頭株主だった任天堂は今年、持ち株の大半を譲渡した。1992年にマリナーズの筆頭株主となった日本のゲーム会社が球団に残した功績として、地元メディアは2001年にオリックスから獲得したイチロー外野手(現マーリンズ)の補強を挙げている。ESPNが報じている。
ESPNでは、米4大スポーツ各チームの強さ、強化費、チケット代の安さなどファンの満足度をアンケート調査し、全122球団を格付けする企画を行った。マリナーズは前年度から26位もランクアップし、全体の78位となっている。
優勝争いでは115位、オーナーの評価は85位、コーチの評価は88位、選手の評価は95位など低評価となったマリナーズだが、本拠地セーフコ・フィールドの「スタジアム体験」では14位と高評価をゲット。全体では2015年シーズンよりも順位を上げている。
特集では、「新しくなったこと」という項目で、任天堂オーナー時代を振り返っている。任天堂は地元の17のオーナーグループに持ち株を譲渡したが、シアトル在住のオーナー体制が生まれたのは、1981年以来だという。任天堂が1992年に買収したことで、マリナーズはシアトルからの移転を免れることができたと記事では解説しているが、それ以外の功績として、今季メジャー史上30人目の通算3000安打を達成したイチローの獲得が登場する。