広島緒方監督、大谷攻略で先勝に笑顔 鈴木の本盗に「よくスタート切った」
松山とエルドレッドのソロ弾は「大きいホームラン」、ジョンソンは「ナイスピッチング」
広島は22日、日本シリーズ第1戦(マツダスタジアム)で日本ハムを5-1で破り、先勝した。相手先発・大谷から機動力で先制点を奪うと、松山とエルドレッドの一発も飛び出して3点を奪取。先発ジョンソンは7回途中9安打1失点、123球の力投でリードを守った。
試合後、緒方監督は勝利監督インタビューで「大事な初戦だったので、いいスタートが切れました。(大谷は)セ・リーグにはいないスピードボールを投げるピッチャーだったので、とにかく粘り強くシーズン中の戦い同様の気持ちで打席に入っていくんだと(選手に)伝えました」と振り返った。
2回、1死一、三塁のチャンスで石原は空振り三振も、一塁走者の安部がスタート。相手捕手が二塁に送球する間に三塁走者の鈴木が本盗し、先制に成功した。持ち味の機動力で揺さぶり、重盗で先制点を奪取した場面について、指揮官は「サードランナーの鈴木が、スタートの判断が難しかったと思うんですけど、よくスタートを切ってセーフになってくれました」と称賛。さらに、4回に松山、エルドレッドのホームランで2点を加えたことについては「本当に2発とも大きいホームランだったと思います。ピッチャーは楽になったと思います」と振り返った。
9安打を浴びながら1失点に抑えた先発ジョンソンには「序盤、3回と苦しい中、粘り強いピッチングでゲームを作ってくれたので、ナイスピッチングです」と感謝。最後は「今日いいスタートが切れたので、本当にファンの声援が力になります。明日も頑張りますので、応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけ、大歓声を浴びていた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count