元阪神の恩師も太鼓判 阪神ドラ8の長身右腕が抱く「2桁勝利」の野望
指名あいさつ受けた阪神ドラ8藤谷
伸びしろ抜群の大型右腕がプロの世界で勝負を挑む。阪神からドラフト8位指名されたパナソニック・藤谷洸介投手が27日、大阪府枚方市で指名あいさつを受けた。
藤谷は194センチの長身から繰り出す最速146キロの直球と、チェンジアップが武器の大型右腕。山口県・周防大島高時代は“離島のダルビッシュ”として注目を浴びたが右肘を骨折するアクシデントもあり、社会人入りした。
入社してからの2年間はリハビリと体力強化に時間を割き、本格的な投球は今年に入ってから。そういった経緯もあり「まさか、今年はないだろうと思っていたのでビックリした」と、指名には本人が一番ビックリしたという。だが、元阪神の梶原康司監督は今年1年の急成長に「体重も7キロ増えて90キロになって力も増した。将来性はあるし、まだまだ伸びると思います」と太鼓判を押す。
順調に契約を終えれば球団では藤浪、メッセンジャーに次ぐ190センチを超える長身右腕の入団となる。本人も「藤浪さんに話を聞いてみたい。真っすぐも速くて1軍で活躍されている。試合前などのモチベーションを聞きたいです」と、弟子入りを志願。高卒3年目の20歳と年齢も若く、即戦力というよりも将来性を重視した指名。目標を問われると「1日でも早く1軍で登板したい。大きな目標では2桁勝利です」と意気込みを口にした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count