先を見据えた陣容に 巨人スタッフ人事、配置転換に見る強化ポイントは
将来の若手主軸育成にも重きを置いた陣容に
二岡氏に代わって、2軍打撃コーチになるのは田代富雄氏。横浜や楽天でコーチを務め、右の大砲の育成に実績がある。今年は2、3軍の巡回コーチを務めた。巨人のユニホームを着るのは初めてだったため、まずは選手を見ること、知ることに時間を注ぎ、その上で育成選手を中心に打撃指導していた。来年は2軍中心の指導になることで、伸び悩む若手、中堅選手の飛躍に期待ができる。
そして、田代コーチが今年務めていた2、3軍の巡回コーチには今年1軍打撃コーチだった内田順三氏が配置転換。ほぼ完成された1軍選手に送るのは助言程度の言葉だったが、若手を一から育てる指導力は球界屈指であるだけに、新たな主軸候補となるバッターの育成に力を注ぐことになる。
来シーズンの覇権奪回のため、1軍首脳陣を整えた巨人。一方で、ファームに目を向けると、将来の若手主軸育成にも重きを置いた陣容に映る。坂本に続く20代野手の台頭は必須。巨人にどのような変化が見られるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count