10年前の日本ハム日本一の指揮官、ヒルマン氏が韓国SKの監督就任へ
今季までアストロズのベンチコーチ、06年には「シンジラレナーイ!」で日本一
元日本ハム監督で、2015年からアストロズのベンチコーチを務めていたトレイ・ヒルマン氏が、来季から韓国のSKワイバーンズで指揮を執ると地元紙「ヒューストン・クロニクル」が伝えている。
アストロズでA・J・ヒンチ監督の右腕として躍進に貢献したヒルマン氏。昨季はワイルドカードでのプレーオフ進出に貢献していた。同紙によると、新たな仕事の年俸は2年総額160万ドル(約1億7000万円)だという。
ヒルマン氏は03年から07年まで5年間、日本ハムを指揮。06年には44年ぶりの日本一へ導き、「シンジラレナーイ!」の言葉を流行らせた。日本ハムは27日の日本シリーズ第5戦で勝利し、その時以来10年ぶりの日本一に王手をかけている。
記事では、ヒルマン氏の日本ハムでの実績も紹介。その後、08年から10年途中までロイヤルズの監督を務めたことにも言及している。新たなベンチコーチを探すことになったヒンチ監督は「彼にとって素晴らしい機会だ。彼の日本での成功や、これまでの様々な仕事が彼を魅力的な(監督)候補にしたのだと思う。すごく満足している。貴重なスタッフの一部を失うので、ほろ苦さはある。しかし、私はスタッフがチャンスを得られることはとても嬉しい」とヒルマン氏の指揮官就任を歓迎しているという。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count