ゴールドグラブ賞候補選手発表 米紙で「最有力」の田中将大は選出されず
R・A・ディッキーら3投手が候補入り
MLBのゴールドグラブ賞候補選手が発表され、地元メディアで最有力候補として挙げられていたヤンキース田中将大投手は選出されなかった。
同賞は卓越した守備力を誇る選手をポジションごとに選出。両リーグからそれぞれ9選手が受賞する。田中はメジャー3年目となった今季、自己最多の14勝(4敗)、リーグ3位の防御率3.07と好成績をマークする一方で、米メディアから守備力も高評価を受け、米紙「ジャーナルニュース」はゴールドグラブ賞の最有力候補として報じていた。
同紙は米野球データサイト「ファングラフス」の分析原稿を参考に「タナカは今季ア・リーグで最も守備の優れた投手となっている」とレポート。しかし、ア・リーグの投手で受賞候補入りしたのはR・A・ディッキー(ブルージェイズ)、ダラス・カイケル(アストロズ)、ジャスティン・バーランダー(タイガース)の3選手で、田中は受賞候補から漏れた。
ファングラフスによる今季の守備防御点(DRS=Defensive Runs Saved)で田中はカイケルと並ぶ「7」で、リーグ1位タイ。一方、ディッキーは「6」でリーグ3位、バーランダーは「5」でリーグ4位タイとなっていた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count