松井秀喜氏のMVP獲得、NY紙のWS史ベストパフォーマンス「7選」に
「ヤンキースをマツイが救出した」「打席上のマツイは手がつけられなかった」
「2009年、ワールドシリーズ制覇から遠ざかっていたヤンキースをマツイが救出した。6試合中3試合しか先発してないが、打席上のマツイは手がつけられなかった。マツイは打率.615、3本塁打、8打点を記録。第6戦では、4打数3安打6打点を記録。本塁打1本に二塁打を1本放ちヤンキースは7-3で勝利した。ヤンキースは世界一。マツイはMVPに輝いた」
世界一を決めた第6戦で、1試合6打点を挙げた松井氏。2回に先制2ランを放つと、3回には2点タイムリー、そして5回にも右中間フェンス直撃の2点二塁打を放った。直後に二塁上で「MVPコール」を受けた松井は、その後の打席で再び「MVPコール」を受けた。ヤンキースがその後、世界一から遠ざかっていることもあり、現在もニューヨークでは絶大な人気を誇る。
特集ではさらに、1967年のワールドシリーズで3勝を挙げたカージナルスのボブ・ギブソン、そして1928年に打率.545、4本塁打、9打点と驚異的な活躍を見せてヤンキースを4連勝での世界一に導いたルー・ゲーリッグが取り上げられている。
長いワールドシリーズの歴史の中でも特筆すべき活躍で“伝説”を残した松井氏。その記憶は薄れることなく、これからも語り継がれていくことになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count