ホークスの秋季キャンプがスタート 工藤監督「体力、筋力の土台づくり」
この日から新任コーチも始動「ボクの中では適材適所と思っている」
29日、ソフトバンクは宮崎市生目の杜運動公園で秋季キャンプをスタートさせた。内川聖一、松田宣浩らの侍ジャパン組は4日までの参加で、若手中心のキャンプとなる。選手、コーチ陣が円陣を組む中、工藤公康監督は「熱いチャレンジ精神をもって臨んでほしい」と訓示を述べた。
「このキャンプは体力、筋力の土台づくりになる。特打や特守といった技術的な練習もあるが、体力をつけることでそれだけ技術練習もできるようになる。まずは自分の体力を自覚してほしい。キャンプが終わった時に、疲れなくなったとかトレーニングしても(体が)張らなくなったと、前向きに捉えられるようになってほしい」
また、28日に発表された新コーチ陣も背番号が入った練習着姿で合流。この秋季キャンプから、それぞれの担当部署での指導が始まる。
「ボクの中では適材適所と思っている。配置が変わったり部署が変わったコーチもいるが、コーチと話をする中で、そのコーチの特性を生かしたいという気持ちで決めた。優勝できなかった悔しさを来年必ず晴らすという思いでいるし、若い人に少しでも出てきてほしいという思いもある。来年、絶対に日本一を取るという思いでやっていきたい」
なお、この秋季キャンプは11月19日まで行われる。休日は11月2日、7日、11日、15日の4日のみ。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura