清宮は初の公式戦無安打も、早稲田実が都4強進出 センバツ当確まであと2勝

早稲田実は8得点で関東一に勝利、1年生の中川が6回無失点の好投

 東京都秋季大会の準々決勝が29日に行われ、ダイワハウススタジアム八王子で行われた第1試合で、早稲田実が今夏の東東京優勝校の関東一に8-4で勝利し、4強進出を決めた。「3番・一塁」で出場した注目の強打者・清宮幸太郎内野手は3打数無安打2四死球と相手エース高橋晴の力のあるストレートに封じられたが、チームは8得点。1年生の中川広渡投手が6回無失点。投手陣の力投で勝利した。清宮は高校日本代表での試合で無安打はあるが、早稲田実の公式戦では初となった。

 東西東京の強豪が激突した一戦。早稲田実は1回に1死二塁の先制点のチャンスで清宮に打席がまわってきたが、高橋の内角直球に抑え込まれ、二ゴロ。しかし、4番の野村大樹内野手が四球、暴投で進塁後、5番の小西優喜外野手が左中間へ2点打。その後も効果的に得点した。主将の清宮は打で貢献できずも守備と声でチームを引っ張った。

 30日に準決勝を戦い、決勝戦は11月3日の予定。優勝すればセンバツ出場が当確となる見込みだ。準優勝以下の場合は優勝高校の明治神宮大会の成績や、関東大会に出場しているチームとの兼ね合いを選考委員会が見定め、来年1月末に甲子園の出場の有無が決まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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