V逸ホークス、秋季キャンプで地獄の陸上メニュー 「やばい」の悲鳴続出

明石は「足がつった」状態で地獄のダッシュを最年長完走

 29日から始まったソフトバンクの秋季キャンプ。「とことん走らせる」という工藤公康監督の予告通り、昼食前には陸上部さながらのランニングメニューが待っていた。

 行きの100メートルは15秒ダッシュ、帰りの100メートルは45秒でジョギング。これを10本1セットとし、4分間の休憩を挟みながら合計4セット。そんな初日の“陸上部メニュー”で悲鳴を上げる選手が続出した。

 内川聖一、松田宣浩が1セットで白旗を上げると、城所龍磨と江川智晃も2セット目で“自主的免除”。最初の4分間休憩では「やばいっす」、「もう明日から筑後(への強制送還)でいい」という声が上がっていたが、最後の休憩時にはほとんどの選手が声すら出せない状態になった。

 3セット目までほぼ先頭にいた福田秀平も、最後の4セット目には「電池切れしました」と大きく後退。そんな中で、最年長で4セットを完走したのが明石健志だ。

 3セット終了時にトレーナーのマッサージを受ける場面がありながら、遅れることなくゴールイン。30歳は「3セット目に足がつってしまって……。むしろ4セット目の方が楽だった。もう1セットくらいいけたと思う」と余裕の表情。この秋季キャンプについて「自分の体を作り直すことが一番。悲鳴を上げるくらい鍛えようと思っている」と語っていた明石が、初日から有言実行の姿勢を見せた。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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