黒田博樹の偉大さは「3つの時代で成功したこと」 米サイトが功績称える特集
黒田が偉大なのは「“3つの時代”で成功したこと」
そして日本ハムとの日本シリーズ直前に引退を表明。第3戦で先発登板し、6回に異常を訴えて緊急降板したものの、5回2/3を4安打1失点1奪三振の力投を披露。NPB通算では321試合、2021回2/3を投げ、124勝105敗、防御率3.55。今年は日米通算200勝を達成するなど、数々の栄冠を手にしてユニフォームを脱ぐことになった。
そんな右腕の引退について記事では「彼が偉大なのは、2つのリーグ、違う言い方をすれば3つの時代、環境で成功したことにある」と言及。「並外れた先発投手」と評し、特にメジャー球団に移籍以降も安定した成績を収め続けたことを高く評価した。
また「クロダが残した衝撃は遠い未来まで影響を及ぼすだろう。キャリア後半、彼は野球界にいくつかのことを示した。まず、異なったリーグで投球するのは非常に困難だ」とし、好投手であってもMLBで成功できない例があることにも触れている。
黒田の功績を称えた特集は「カープ、ヤンキース、ドジャースそして野球ファンへ、クロダの旅立ちはポッカリと穴を残すだろう」と、その引退を惜しむ一文で締めくくられている。
多くの選手がメジャーでプレーするようになった現在でも、引退に際してこれほどの賛辞が贈られる選手はそうはいない。黒田が残した足跡は日米で今後も語り継がれるに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count