カブスが108年ぶりVへ逆王手 第7戦へ指揮官手応え「いい感覚取り戻した」
インディアンス監督は守備陣に苦言、「第7戦は大事なゲームになる」
1日(日本時間2日)に行われたワールドシリーズ第6戦で、2勝3敗と崖っぷちに立たされていたカブスが敵地プログレッシブ・フィールドでインディアンスを9-3で破り、108年ぶりの世界一へ逆王手をかけた。先発のアリエッタが6回途中2失点と好投。打線もラッセルが満塁弾を放つなど13安打で9点を奪った。
試合後、カブスのマドン監督は「アリエッタは通常の登板間隔で非常に良かった。打線に当たりが戻った。気候が暖かかったのも要因だろう。うちらしい攻撃。打者はみな良い感覚を取り戻した。今夜は好材料が多かった」と試合内容を高く評価した。
一方、インディアンスのフランコナ監督は初回、ラッセルの右中間へのフライを中堅手と右翼手が“お見合い”し、2点を失ったことに言及。「(お見合いは)センターが捕らないといけない打球だった。ライトは声が聞こえるまで前進してくる。ミスから学んで生かしていくしかない」と苦言を呈し、「第7戦は大事なゲームになる。とてもエキサイティングな試合になるだろう」と気を引き締め直した。
ワールドシリーズ第7戦は過去37度あり、ホームチームが18勝、アウェーチームが19勝とほぼ互角。カブスが敵地で勝利し、108年ぶり世界一で“ヤギの呪い”を解くのか、それとも本拠地で最終戦を迎えるインディアンスが68年ぶりの快挙を達成するのか。2日(日本時間3日午前9時~)の最終戦に注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count