続投決定の日本ハム栗山監督、連続日本一へのテーマは「無」 その心は…
一番怖いことは自分自身が「勘違いすること」
「選手が何を考えているのか、何を欲しているのかを、もう1回考えないと。一番怖いのは、時間が長くなることでオレが勘違いすること。『これはこういう選手』というのを1回消さないといけない。自分が素になって、選手の良さ、足りないところを把握してあげないと、進む方向が間違ってしまう可能性がある」
10年ぶりの日本一から4日。栗山監督には来季への新たな課題も見えてきているという。
「日本一になったら本当に課題がはっきり見えた。喜びとかホッとしたとかではなく、何が足りないかが見えてきた。それをどうしたらクリアに出来るか。選手に『チャラチャラすんな』と伝えたけど、それは自分にも言っている。ホッとしすぎるのは良くない。もうホッとするのは終わり」
この日、トレードで巨人から大田泰示外野手、公文克彦投手を獲得した。大田は今季4本塁打だったが、日本人離れしたパワーを持つ未完の大器だ。新たな戦力も加わり再出発する来季。栗山監督は球団史上初の連続日本一に向け、熱い思いでチームを前進させていく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count