【U-23W杯】本田圭佑が127球の力投! 韓国に劇的勝利で監督「すごいゲームでした!」
主砲・真砂の特大同点弾に指揮官「期待はしていました」
韓国の先発左腕リンに、まったく付け入る隙を与えてもらえなかった日本打線だが、4番・真砂だけは第1、2打席と連続でフルカウントに持ち込んで四球を選択。「真砂だけいい感じだったので期待はしていました」という指揮官の直感どおり、7回に打った瞬間に分かる特大同点弾を左翼へ運んだ。
同点のまま迎えた延長10回には、今大会3度目のマウンドとなる歳内(阪神)が登場。無死一、二塁から始まるタイブレークで、「落ち着いてマウンドに上がれた」という右腕を楽にしたのは、捕手・柿沼の手際のいいバント処理だった。韓国は予想通り送りバントをしたが、柿沼は素速く打球にチャージすると、迷わず三塁へ送球して二塁走者を刺した。歳内は直後の打者を併殺に打ち取って無失点とし、勝利の望みをつないだ。
10回裏、日本は植田がきっちり送りバントを決めると、韓国が打球処理に一瞬、手間取って全員セーフ。無死満塁の絶好機で打席に立った乙坂(DeNA)が大きな飛球をセンターへ上げ、三塁走者は悠々ホームイン。日本は今大会で初めて苦戦を強いられたが、最後はチーム一丸となった試合運びで6連勝を飾った。
次戦以降に弾みのつく勝利に、斎藤監督は「今、チームは乗りに乗っていますから、この調子をしっかり継続していけば大丈夫だと思います!」と全勝優勝に自信を深めた。
4日(同5日)はグループA1位のパナマと対戦。先発は安楽(楽天)が務める。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count