【U-23W杯】侍J、パナマに惜敗し全勝逃すも優勝に望み 指揮官「くよくよする時間ない」
斎藤監督は早くも次戦に切り替え、「明日勝てばいいわけですから!」
この日は初回に左翼・真砂がレーザービームで本塁で走者を刺したり、内野も3度併殺プレーを完成させるなど、序盤は守備の良さが目立った試合だったが、皮肉にも最後はミスから生まれた失点で勝負が決まってしまった。
指揮官は「こういう(接戦の)展開だと、どうしてもミスとか一発とか、そういうケースで決まることが多いんでね」と振り返ったが、「すごくいい試合だった。しょうがない。切り替えていきましょうよ」と選手たちの健闘を称えた。
同率首位に並ぶパナマとは、5日(同6日)の結果次第で、決勝もしくは3位決定戦で再戦する可能性もある。パナマの印象を聞かれた指揮官は「投手がいいですね。打線はどこからでも一発があるのが恐怖。無駄な走者をためないようにしないと」と話し、次回もまたロースコアの投手戦になる可能性を示唆した。
まるで優勝したかのように大はしゃぎするパナマの姿を、悔しい思いと共に脳裏に焼き付けた日本は、5日のスーパーラウンド最終戦でメキシコと対戦する。選手たちは言葉少なに球場を後にしたが、監督は「くよくよしている時間はない」とキッパリ。「明日勝てばいいわけですから!」と元気な声で気合を入れ直し、悔しさの中でも笑顔を見せ、すでに次戦に目を向けていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count