幅広げるロッテのスタジアム演出 「音圧計」が秘める可能性

QVCマリンのビジョンを使った球場演出

 10月5日、本拠地・QVCマリンフィールドで行われた千葉ロッテのシーズン最終戦。楽天に7-1で勝利を収め、試合後にはホームゲームで勝った際の恒例行事が行われようとしていた。

 キャプテンの鈴木大地選手がハンディメガホンを手に、ライトスタンドの千葉ロッテファンに向け「We Are!」と叫ぶ。その声にファンも「We Are!」で応えそのやり取りが続く。

 そして「千葉ロッテ! 千葉ロッテ!」と選手たちとともにファンもジャンプ。ライトスタンド上に設置されたサブビジョンには、ファンの歓声に合わせて音圧計が上下して表示される……。

 今年、千葉ロッテのホームゲームは72試合行われ、観客動員数は152万6932人。前年と比較すると15.5%増と数字を伸ばした。春先からチームが好調、「マリンフェスタ2016」や「ALL for CHIBA」といったイベント開催もその要因と言える。また、今年は本拠地・QVCマリンの大型ビジョンを改修し、レフトスタンド、ライトスタンドにサブスクリーンを設置した。ビジョン改修によって「スマホシェイク」などの新しい試みも生まれ、スタジアム演出に大きく幅が広がった。

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