日ハム大谷、国際大会への思い明かす 「世界にどれだけ凄い選手がいるのか」

来年のWBCでは二刀流で期待、「最大限、自分の持ち味を出して」

 日本ハムの大谷翔平投手が6日、侍ジャパン強化試合(10~13日)へ向けての練習で快音を響かせた。QVCマリンで行われた打撃練習では、WBC使用球を軽々とバックスクリーン中ほどに直撃させた一発を含めて、27スイングで7本の柵越え。「風ですよ」と謙遜したが「(球の)重さは感じなかった。どちらかというと軽い」と話した。

 日本シリーズの激闘から1週間あまりしかたっていないが、「疲れはないですね」。さらに「多少シーズンが終わってホッとした所はある」と話した上で、国際大会への思いを明かした。

「(自分を)知ってもらうには、いい国際大会。レベルの高い選手が多く、野球の面白さがつまっている大会だと思う。世界にどれだけ凄い選手がいるのか。自分が見ていない技術があるのではないか。ワクワクする部分はある。誰でも経験できるところではない。なかなかないチャンス。それを生かしていければ」

 将来のメジャー挑戦が確実視される球界の至宝。来年3月のWBC本大会は大谷翔平の能力を世界に見せつけるまたとないチャンスになる。小久保監督は、WBCでは二刀流での活躍に期待しているが、大谷自身は「最大限、自分の持ち味を出して、それで選んでもらえるなら」と話した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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