FA宣言のホークス森福、年俸1億円超えも“お買い得”なワケ

森福は高年俸にも関わらずCランクの位置づけ

 FA権を行使した選手を獲得する球団は、移籍元の球団に補償をしなければならない。この際に選手はAランク、Bランク、Cランクに分類される。Aランクは前球団の年俸の上位3人(日本人選手に限る)の選手、Bランクは同じく4位から10位の選手となり、それ以下がCランクとなる。

 Aランクの場合の補償は、人的補償ありの場合、移籍先球団が設定した28人のプロテクト枠から外れた選手のうち、移籍元球団が指定した1人の選手を与え、さらにFAで獲得した選手の旧年俸の50%の金銭を支払わなければならない。人的補償なしならば、旧年俸の80%を移籍先球団が移籍元球団に支払わなければならない。

 Bランクの場合でも、人的補償ありならば、同様に選手1名を与え、旧年俸の40%の金銭を支払う。人的補償なしであれば、旧年俸の60%の金銭を支払わなければならない。これに対して、Cランクの選手に対しては、一切の補償は必要ない。このように、規約で定められているのだ。

 そこで、森福である。今季の推定年俸1億2000万円の左腕だが、球界トップの高額年俸者が集まるソフトバンクだけに、なんと11位以下のCランクに位置しているというのだ。

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