19年ぶり最下位の中日から個性ある3選手が引退 6球団競合右腕は戦力外に
「サンデー川井」、「マジカルフォーク」の岩田も引退
○雄太=本名・川井進(引退)
プロ12年目。通算100試合登板。28勝31敗1ホールド、防御率3.44。
速球がスライダー回転する「真っスラ」を武器に、5年目の09年には開幕から11連勝を記録。日曜日の登板が続いたことから「サンデー川井」と呼ばれた。昨季は8年ぶりに未勝利に終わり、今季は引退試合の1試合のみの登板に終わった。
○岩田慎二(引退)
プロ8年目。通算49試合登板、9勝15敗1ホールド、防御率3.72。
揺れながら落ちる魔球「マジカルフォーク」は、捕手も捕れないと話題に。12年にはシーズン自己最多の5勝を挙げた。ここ数年は肩の痛みに苦しめられ、昨季は3試合登板にとどまり0勝3敗。今季は引退試合の1試合の登板のみ。
○大場翔太(戦力外)
プロ9年目。通算85試合に登板し、15勝21敗、防御率4.39。
東洋大から07年の大学生・社会人ドラフトで6球団競合の末にソフトバンクに入団。08年3月23日の楽天戦(ヤフードーム)でプロ初登板完封勝利を挙げた。11年には自己最多の7勝をマークするも、14年以降は白星から遠ざかり、金銭トレードで今季から中日に加入。制球が安定せず、1軍登板なしに終わった。
○西川健太郎(戦力外)
プロ5年目。通算21試合に登板し、2勝6敗、防御率5.37。
石川・星稜高からドラフト2位で12年に入団。クセのないオーバースローで13年には初勝利を挙げたが、近年は右内転筋痛でフォームを崩した。今季途中にスリークオーターに挑戦したが、1軍登板はなかった。