パ・リーグGG賞の受賞者一覧 2016年は全球団から選出、各選手の特徴は?
衰え知らずの「超人」は受賞者の中で両リーグ最多7度目
【外野手】
◯秋山翔吾(埼玉西武)2年連続3度目
外野手としては唯一、今季の全試合に出場。守備率は驚異の1.000を記録し、特にフェンス際での守備のうまさを今年も存分に発揮した。刺殺、捕殺、失策0はいずれもリーグトップ。「来季も引き続き守備でチームを救えるようにがんばります」とコメントした秋山の守備から来季も目が離せない。
◯陽岱鋼(北海道日本ハム)2年ぶり4度目
今年の陽といえば、何といっても9月21日の福岡ソフトバンク戦で見せた2つのスーパーキャッチだろう。福岡ソフトバンクとゲーム差無しで迎えたこの試合、7回と最終回の大事な場面でチームを救うスーパープレー。陽だからこそ生まれたプレーであり、これが優勝へのターニングポイントとなったと言っても過言ではない。大一番でチームの流れを変える守備を披露するなど、今年も堅実かつファンを驚かせるような守備で2年ぶりの三井ゴールデン・グラブ賞を獲得した。
◯糸井嘉男(オリックス)2年ぶり7度目
今回の受賞者の中で両リーグ最多の7度目の受賞となった糸井。走・攻・守の三拍子がそろい、プロ野球史上最年長で盗塁王のタイトルを獲得した「超人」は、今季も多くの美技でチームを救い、三井ゴールデン・グラブ賞のタイトルをも手にしてみせた。36歳となる来季も、衰え知らずの「超人」の想像を上回る活躍に期待したい。
今年の三井ゴールデン・グラブ賞は、初受賞者1人を含むパ・リーグの全球団に獲得者が生まれる結果となった。今季も多くの好守でチームを救う選手たちの気迫溢れるプレーにファンも大いに盛り上がった。来季はどのようなプレーが生まれ、どの選手がタイトルを獲得するのか。たくさんのスーパープレーをこの目で見たい。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
【了】
「パ・リーグ インサイト」編集部●文