契約満了前に注目集めるダルビッシュの去就 「契約延長を完了させる時は今」
米メディアが指摘、レ軍の今オフ最大のテーマはダルビッシュとの契約延長
8日(日本時間9日)にアリゾナ州スコッツデールでGMミーティングが開幕し、本格的にストーブリーグがスタートしたメジャーリーグ。フリーエージェント(FA)となった日本人選手の去就に大きな注目が集まるが、米国内で大きな関心を寄せられているのが、来季限りで6年契約が満了するダルビッシュ有投手の動向だ。CBSスポーツ(電子版)では、全30球団の今オフ最大のテーマを取り上げる特集記事を組んでおり、レンジャーズの項目でダルビッシュの契約延長が挙げられている。
ダルビッシュは昨季開幕前に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、1年以上のリハビリを経て今年5月にメジャー復帰。右肩の張りによる離脱もあったが、17試合に登板して100回1/3を投げ、7勝5敗、防御率3.41、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)11.8という成績を残した。
地元メディアは、来季終了後にFAとなる日本人右腕について、レンジャーズが今オフにも契約延長に動くと報じているが、CBSスポーツの特集でも「ダルビッシュと長期契約を結ぶことの重要性は何なのか?」とテーマを設定。早期決着にこぎつけるよう強く勧めている。
寸評では、「今季、トミー・ジョン手術からの復帰を果たした際、ダルビッシュは今まで通りの姿であった」と分析。リハビリ期間中に肉体改造に取り組んだ右腕は、手術前に比べて球速がアップし、四球の割合は減るなど“進化”も見せた。復帰2年目の来季はさらなるパワーアップが期待されている。