陽岱鋼のFA宣言で日ハムのセンターに“穴” “後継者”候補となる4選手は
名将・栗山監督の手腕の見せどころ?
対抗は来季7年目の谷口雄也、3年目の浅間大基か。谷口は今季自己最多の83試合に出場し、打率.254、1本塁打、9打点。50メートル5秒7の俊足、愛工大名電高時代には通算44本塁打とパンチ力を秘めている。
浅間は今季打率.191、1本塁打、9打点にとどまったものの、新人だった昨季は打率.285をマーク。昨年9月23日のソフトバンク戦では高卒新人では86年の西武・清原和博以来となるサヨナラ打を放つなど鮮烈な活躍を見せた。横浜高時代は50メートル6秒、遠投100メートルを記録するなど身体能力は高い。
今オフ巨人からトレード移籍した大田泰示の存在も見逃せない。東海大相模高で通算65本塁打をマークした長打力はもちろん、身体能力の高さは誰もが認めるところ。今季の交流戦では大谷翔平から先頭打者アーチを放った。今季は自己最多62試合出場、打率.202、4本塁打、13打点。プロ8年間では通算225試合出場、打率.229、9本塁打、40打点と寂しい限りだが、新天地での覚醒が期待される。
今季の中堅スタメンは岡が4試合、谷口が12試合、浅間が3試合。大田は巨人で4試合で中堅スタメンだった。チーム内競争が激しくなることが予想されるが、誰が陽岱鋼の“穴”を埋める活躍を見せるのか。連続日本一がかかる17年シーズンは名将・栗山英樹監督の手腕も試される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count