【高校野球】11日開幕の明治神宮大会高校の部、激突する東西のスラッガーの共通点

両打者の意外な共通点は…

 安田も新チームになり気負いから打ち急ぐケースがあった。「打撃で迷惑をかけてしまった部分があった。経験している僕らがもっとどっしりと野球をやれるようにしたい」と反省。決して順調なスタートとはいかなかった2人だが、カバーしてくれていた仲間のためにも明治神宮大会では自分のバットで勝利を導きたいところだ。厳しいマークをいかに攻略できるかが、ポイントだ。

 2人ともスポーツマンの父に育てられているというのも意外な共通点。清宮の父は言わずと知れた早稲田大学ラグビー蹴球部の元監督で現在はトップリーグヤマハ発動機ジュビロの監督を務める清宮克幸氏。長男・幸太郎も父譲りで勝つことの大切さを感じながら、高いリーダー性を発揮している。

 一方、安田の父・功さんは2014年の高校駅伝女子で優勝した大阪薫英女学院の駅伝監督を務めている。安田自身も野球と平行しながら陸上をして下半身や体幹を鍛えている時期もあった。アスリートの父の影響を受けて、名門の主軸にまで成長した。

 2人の2年生スラッガーが進む道は似ているのかもしれない。今後も世代を引っ張り、日本球界の未来を明るく照らす存在になっていくことができるか。まずは今大会の活躍に注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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