SB五十嵐、「メキシコあるある」で“プロ初先発” 6回途中2失点で勝利投手に

断ることも出来たが…「やってみる価値はあるなと感じた」「本当に良かった」

 結局、初戦は2イニング、中4日で3イニングと登板を重ね、この試合で“プロ初先発”。調整法をチームメートに聞くなどして備えた。

 先発起用を断ることも出来たというが、「1試合目、2試合目と中継ぎとして長いイニングを投げたのが新鮮で、今までとは違う刺激もあって、もうちょっとやってみる価値はあるなと感じた」。上々の先発デビューを果たし、「この経験をこの歳で出来たことは本当に良かったと思う」と五十嵐。「次はどうなるか分からないけど、いい感じになってきたし、また次のステップを踏めればいい」と今後へ向けても意欲を見せた。

 今季は4月に左太もも裏の肉離れで離脱。6月に復帰したものの、33試合登板で0勝1敗7ホールド、防御率3.62という成績に終わった。チームも日本ハムに最大11.5ゲーム差をつけながら逆転を許し、リーグ3連覇を逃した。巻き返しへ向けて、ブルペンを支えるベテラン右腕が異国の地で力を蓄えている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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