侍J小久保監督が「打者・大谷」大絶賛「打線に入るとオーダーの景色が違う」

大谷は「球界の宝」、起用法は「体の負担がないように考えていきたい」

 一方、「いつも通り中田さんが後ろ(4番)だったので、塁に出てチャンスでつなぎたいと思って打席に入りました」と話す本人は初回の二塁打について「追い込まれていたので広く待って、カーブも頭に入れていました」と振り返り、勝ち越し点につながった5回の盗塁には「グリーンライトだったので、行けたら行こうと思っていて、行けそうだったのでいきました」と話した。

 今回は来春のWBCにつながる重要な強化試合。チームは勝敗にこだわると同時に、投手起用や打線の組み替えなど様々な角度から戦力の見極めを行っている。大谷をどう起用していくかも大きな課題だ。

「(WBCでの野手は)出してもらえるかは僕が決めることじゃない。言われたところで一生懸命やるだけ。それが打席であれ、マウンドであれ、しっかりやれればと思います」と話す大谷に、指揮官は「(WBCについては)球界の宝なので、僕の一存では決められないので、体の負担がないように考えていきたい」と慎重に起用していく姿勢を見せた。

 投打において貴重な戦力となる22歳。その起用法は来春、世界一奪還を目指す上で大きなポイントとなる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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