バリバリのメジャー右腕が大谷の打撃に驚愕 MLBでも「トップ中のトップ」

ジャイアンツでセットアッパー務めた右腕が心底感心「彼は一流選手に属する」

 野球日本代表「侍ジャパン」は11日、東京ドームでメキシコとの強化試合に臨み、11-4で快勝した。日本ハムの大谷翔平投手が「3番・DH」で日本代表では“野手初先発”。初回に左翼線への二塁打を放ち、中田翔内野手(日本ハム)のタイムリーで生還するなど、2安打2四球の4出塁、3得点の活躍で打線を牽引した。

 3回の第2打席は四球で出塁し、坂本の犠飛で生還。5回は快足を飛ばして一塁内野安打とすると、二盗に成功。その後、三塁まで進み、筒香の一ゴロで生還した。7回にも四球を選び、6打席で4出塁の“大暴れ”だった。

 現役バリバリのメジャーリーガーも、大谷の驚異的な能力に驚きを隠せなかった。9回、メキシコのマウンドに上がったのは今季までサンフランシスコ・ジャイアンツでセットアッパーを務め、オフにFAとなったばかりのセルジオ・ロモ投手。メジャー通算515試合登板で32勝26敗84セーブ142ホールドを誇る右腕だ。ジャイアンツでは2010、12、14年と3度の世界一に貢献している。

 9回1死で大谷と対戦した場面では、フルカウントから膝下への変化球で右飛に仕留めたロモだったが、「彼は一流選手に属する」と手放しで褒め称えた。実は、初回に先発左腕ロドリゲスのカーブを左翼線に痛烈なライナーで運んだ二塁打に驚愕していたという。

「あのツーベースはすごい打撃だった。彼は一流選手の中でもトップの中のトップだ」

 普段、メジャーの強打者たちと対戦している百戦錬磨の右腕が、リップサービスではなく、心から感心した様子で話した。

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