大谷翔平、メジャー投手に凡退も充実の時間「狙い球絞ればチャンスはある」
メキシコ代表2連戦ではメジャー2投手と対決、「1つ1つのボールの精度が高い」
侍ジャパンの大谷翔平投手(日本ハム)が11日のメキシコとの強化試合(東京ドーム)で「3番・指名打者」で先発フル出場。4打数2安打2四球で3得点し、チームの勝利に大きく貢献した。
来オフにもポスティング・システムでメジャーリーグへ挑戦する可能性のある22歳。今後も思い出に残るであろう、現役メジャーリーガーとの対決があった。9回1死。マウンドにはメジャー通算515試合登板、84セーブを挙げているセルジオ・ロモ(ジャイアンツFA)がいた。フルカウントからの6球目、内角を鋭く突くスライダーに平凡な右飛。それでも、充実感いっぱいの表情で振り返った。
「いつもテレビで拝見していたので、どういう球筋かと思って打席に立ちました。やっぱり1つ1つのボールの精度が高いですし、すごくいいボールが多かった。なかなか難しかったですけど、その中でも対応したいと思っていた。
ボールの軌道もそうですし、独特の間合いで投げてくる。スライダーも落ちる球も、すごく手元で変化していてなかなか打ちづらかったです。ソフトバンクの中村さんに本塁打(2死一塁から右越え2ラン)が出ましたが、僕も狙い球を絞っていけば、チャンスはあるのかなと思いました」