中日の戦力支える外国人 今季の8人の明暗と今後の補強ポイントは?
新たな助っ人獲得に着手、補強ポイントは…
そのほか投手では、昨季4勝のドリュー・ネイラー投手が右肩痛を繰り返し、わずか7試合登板に終わった。野手では、リカルド・ナニータ外野手がシーズン序盤から中軸を担ったが、夏場以降は左肘痛で離脱。アンダーソン・エルナンデス内野手は来日3年目で最も少ない64試合出場にとどまった。
チームはすでに新たな助っ人獲得にも着手。ドミニカ共和国やキューバ出身の選手を中心に、抑え候補を最優先に掲げる。ほかに一塁や三塁、外野を守れる野手や、先発投手の発掘も進めている。
以下は中日の助っ人選手の今季の成績。
○ダヤン・ビシエド
キューバ出身。19歳で米国に亡命した。米ホワイトソックスなどでプレーし、メジャー通算66本塁打。愛称はスペイン語で戦車を意味する「エル・タンケ」。今季は開幕カードの阪神3連戦(京セラドーム大阪)で、来日1年目の外国人選手では史上初の3試合連続本塁打を記録。通算119試合で22本塁打、68打点、打率.274。
○ジョーダン・ノルベルト
ドミニカ共和国出身。米アスレチックスなどでプレーし、メジャー通算78試合で4勝3敗、防御率3.99。来日1年目の今季は主に先発で、4月15日の阪神戦(ナゴヤドーム)で初勝利を挙げた。22試合で6勝6敗、防御率4.24だった。
○ラウル・バルデス
キューバ出身で、2003年にドミニカ共和国に亡命。来日2年目の今季は春先の左肩痛で出遅れ、1軍復帰となった5月8日の巨人戦(東京ドーム)で白星を挙げた。中4日の登板もこなすタフさで、20試合で6勝7敗、防御率3.51だった。