グリエル弟ルルデスがブルージェイズと契約へ 「ポテンシャルを秘めた存在」
7年総額23億円超の契約に、能力に高い評価「走塁と守備に優れている」
ブルージェイズがルルデス・グリエルJr内野手と契約合意に達したと米複数メディアが報じた。ルルデスはアストロズの元DeNAユリエスキ・グリエル内野手の弟で、今年2月に兄弟揃ってキューバから亡命していた。
球団公式サイトによると、ブルージェイズとルルデスは7年総額2200万ドル(約23億5000万円)で契約合意に達したという。ルルデスがMLB公式サイトでのインターナショナル・プロスペクト(若手有望株)リストで6番目という高い評価を与えられていることも伝えている。
ルルデスの兄ユリエスキは2014年途中にDeNAに入団。2015年は契約更新が発表されながら、キューバの国内リーグに出場後、ケガの治療を理由に再来日を延期。その後、契約違反により契約解除となった。ルルデスもユリエスキの契約更新と同時に2015年からのDeNA新加入が発表されていたが、兄と同様に来日せず。制限選手の措置が取られ、その後、退団となっていた。そして、今年2月に2人とも亡命に成功した。
ユリエスキは今夏にアストロズと5年総額4750万ドル(約50億7000万円)と契約。一方で、ルルデスは9月14日にパナマ首都パナマシティのロッド・カルースタジアムでメジャー球団スカウト総勢60人を集めた公開練習を行ったと伝えられていた。
球団公式サイトは、ルルデスの実力について「走塁と守備に優れており、内野と外野のどちらもこなせる身体能力がある。パワーの部分でもポテンシャルを秘めた存在だ」と紹介している。ここままスター選手への道を駆け上がるのか、大きな注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count