米メディア懸念、トランプ大統領誕生で「MLBとキューバが再び離れ離れに」!?

MLBコミッショナーは「これから何が起こるのか静観する必要がある」

「オバマ大統領がキューバとの国交を回復させたと同時に、キューバとMLBの繋がりができた。(これまでは)亡命し、長くて困難な危険の多い方法をとらなければ、キューバ選手は米国に行くことができなかった」

 記事ではこのように紹介した上で「しかし、変化が訪れようとしていた。昨春、オバマはオープン戦を観にキューバへ行った」と指摘。状況は国交正常化交渉で明らかに変化し始めていたものの、特集は「だが…」と続く。そして、トランプ氏が大統領選に勝利する前の9月にキューバとの国交正常化交渉について述べたとされる発言を基に、以下のように言及している。

「トランプはキューバとの国交を終わらせ、政策をリセットすると述べた。これは、MLBとキューバが再び離れ離れになることを意味する」

 この発言は米テレビ局「CNN」でも確認できるという。トランプ新大統領が実際に就任してから、国交正常化交渉が後退する可能性が本当にあるのかは、まだ分からないが、記事では地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・ゴールド記者を通じて、MLBコミッショナーであるロブ・マンフレッド氏が出した以下のコメントを紹介している。

「彼の政策がより具体的になるにつれて、展望が見えてくるだろう。キューバに関する問題についてはまだ分からない。私たちは、彼がメキシコについて言及した内容についてはよく知っている。これから何が起こるのか静観する必要がある」

 メジャー関係者、そしてキューバでプレーする選手たちは、状況を注視しているようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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