オランダ代表監督が大谷の投手一刀流を予想「打撃成績を残すのは難しい」
「ア・リーグのチームが中4日で先発させた上にDH出場を許すとは思えない」
1994年から3シーズンをロッテとヤクルトでプレーしたミューレン監督は、「あくまでも自分の主観だが……」と前置きして、こう説明した。
「メジャーで打撃成績を残すのは難しい。日本で左の強打者だった選手が、メジャーで同じだけ活躍できたとは言えない。彼(大谷)がメジャーで20本以上ホームランを打つことは想像しがたい。だから、メジャーでは一刀流になるんじゃないかと思う。打撃もできるからナ・リーグに行くのでは。ア・リーグのチームが、中4日で先発させた上にDH出場を許すとは思えない」
しかし、大谷はそんな“予想”に抗うように直後の試合で驚異のパワーを見せつけた。「6番・DH」でスタメン出場した22歳は5回の第2打席で右中間スタンド最上段に突き刺す衝撃の一発をマーク。東京ドームは騒然となった。
今回の強化試合には打者一刀流で出場する大谷だが、来年の第4回WBCでは投手での起用がメインとなる予定。本大会開催前にアメリカでも“次なる大型メジャー移籍選手”として注目を浴びているが、今後もさまざまな評価が各方面から聞こえてきそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count