同僚シーガーが受賞確実も…前田健太に高評価「例年であれば新人王」

15日にMLBの新人王発表、米紙特集「マエダはMLBへの見事な適応を見せた」

 2016年のメジャーリーグ新人王が現地時間14日(日本時間15日)に発表される。広島からドジャースに移籍した前田健太投手は、ナ・リーグで最終候補の3人にノミネート。本命はMVP最終候補にもノミネートされているチームメートのコーリー・シーガー内野手とされているが、前田も米メディアから「例年であれば新人王」と高く評価されている。

 米全国紙「USAトゥデイ」では、新人王発表の前に特集記事を掲載。ナ・リーグの最終候補に入ったシーガー、前田、トレイ・ターナー(ナショナルズ)の活躍を振り返っている。

 今季、日本人投手の1年目最多タイとなる16勝(11敗)を挙げ、防御率3.48をマークした前田について、寸評では「日本リーグで8年(実際には9年)活躍した後、ドジャース右腕はMLBへの見事な適応を見せた。毎週のように、チームの先発投手は怪我を負っているように思えた。しかし、マエダは安定していた。彼はドジャースで32試合に先発、175回2/3イニングを投げた」と高く評価。契約前には身体検査を受けた後に肘や肩の不安が指摘され、基本年俸を低く抑えられた前田だったが、怪我人続出のドジャースで先発ローテーションを死守。リーグ制覇に大きく貢献した。

 記事では「仕事量が負担になったせいか、マエダはポストシーズンなどで低迷を見せた」と、シーズン終盤での不調についても指摘。ただ、レギュラーシーズンで見せた活躍が色褪せることはなく、「マエダは1イニングにつき、1奪三振以上をマークしている。彼が技巧派投手として見なされていたことを思えば、驚くべきことだ」と称えている。

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