近畿代表の履正社が神宮大会優勝 1枠増えたセンバツ近畿枠はどうなる?

近畿出場枠が「6」から「7」に、智弁学園と報徳学園は有力で残り1枠は…

 明治神宮大会を強豪の履正社が制した。決勝は清宮幸太郎内野手を擁する東京地区代表の早稲田実に11-6で勝利。清宮の先制弾で乱打戦の幕が明けたが、主砲の安田尚憲三塁手や片山悠捕手が本塁打を打ち返すと、3番手で登板したエースの竹田祐が好リリーフし、相手の勢いを封じた。

 この優勝により、来春に行われるセンバツ甲子園の近畿出場枠が「6」から「7」になる。

 当初の6枠でも、優勝した履正社(大阪)、準優勝の神戸国際大付(兵庫)、4強に進出した大阪桐蔭(大阪)、滋賀学園(滋賀)は当確。8強に進出した智弁学園(奈良)、報徳学園(兵庫)も敗れた準々決勝で接戦を演じたため、有力とされていた。

 順当に考えれば、残る8強の高田商(奈良)、上宮太子(大阪)の2校からの選出となる。高田商は1回戦で和歌山東(和歌山)に9回2死から同点に追いつき、延長13回の末、勝利。準々決勝で優勝した履正社に0-7で敗戦している。

 一方、上宮太子は秋の大阪大会を制して、近畿大会に出場したが、大阪2位の履正社が優勝。3位の大阪桐蔭がベスト4に残り、強さを証明した。大阪から2校の選出が濃厚とあり、3校目は厳しいという見方もある。コールド負けをしたが、高田商が有力視される。

 選考委員会は来年1月末に開かれ、出場校が決まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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