青木宣親の起用法に影響か? アストロズが左打ち外野手獲得と米報道

積極補強のアストロズが左の強打者レディックと契約合意か

 開幕前は地区優勝候補にも名前が挙がったアストロズだが、シーズンを終えてみれば、優勝はレンジャーズに奪われ、マーリンズの後塵を拝する地区3位だった。今季MVP争いで3位だったホセ・アルトゥーベやカルロス・コレイアら才能ある若手選手が揃っているものの、ジェフ・ルーノーGMは今オフに積極的戦力補強に乗り出すことを明言。その一環として、11月4日にはマリナーズから青木宣親を獲得、さらに17日にはヤンキースからベテラン捕手ブライアン・マキャンを獲得した。

 だが、まだ補強は終わっていないようだ。Yahooスポーツのジェフ・パッサン記者は現地17日夜に「アストロズがFA外野手ジョシュ・レディックと契約合意。フィジカル検査待ち」とツイート。さらに、その契約は「4年5200万ドル(約57億5100万円)」だと報じている。

 現在、アストロズの外野陣は、右翼ジョージ・スプリンガーと中堅ジェイク・マリスニックが決まっている。青木は左翼のレギュラー獲りを狙える位置にいたが、レディックの加入によって状況は少し変わりそうだ。報じられた契約の大きさをみると、レディックはレギュラー外野手として期待される模様。青木は第4の外野手という扱いになりそうだ。

 さらに、青木の状況を厳しくするのは、今季途中に大型契約を結んだユリエスキ・グリエルの存在だ。三遊間を本職とするグリエルだが、アストロズでは新人アレックス・ブレグマンが台頭。来季の正三塁手は頭角で、グリエルは左翼もしくは一塁で起用される機会も増えることになりそうだ。

 今季アスレチックスで開幕を迎えたレディックは左打者で、17日にトレード移籍していたマキャンも左打ち。両者ともにパワー打者で青木とはタイプが異なる打者だが、来季の起用法に少なからずとも影響を及ぼすことになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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